AdGuard for Chrome MV3対応版でルールをデバッグする方法
AdGuard for Chrome MV3対応版 では、フィルタリングログに適用されたであろうというルールのみが表示されます。これを「想定ルール」と呼びます。 これは、拡張機能が「解凍」された形式でない限り、ブラウザが具体的にどの宣言的ルールが使われたかについての詳細を提供しないからです。 正確な情報を確認するには、ご自身でブラウザにAdGuardブラウザ拡張機能の「解凍」版をインストールする必要があります。
以下の手順は、拡張機能にバンドルされているルールを静的に変更したいという、問題がある場合のためにも使えます。 ほとんどの場合、拡張機能の「ユーザールール」を使用すれば十分です。
前提条件
- Git: Git をインストールする 
- Node: Node.js をインストールする 
- Yarn: Yarn をインストールする 
拡張機能をクローンする方法
- リポジトリをクローンします: - git clone git@github.com:AdguardTeam/AdguardBrowserExtension.git
- ディレクトリに移動します: - cd AdguardBrowserExtension
- v5.0ブランチに切り替えます:- git checkout v5.0
- 依存関係をインストールします: - yarn install
拡張機能のビルド方法
- v5.0ブランチに切り替えます:- git checkout v5.0
- ターミナルで次のコマンドを実行します: - yarn dev chrome-mv3
- ビルドされた拡張機能は次のディレクトリに配置されます: - ./build/dev/chrome-mv3
ブラウザに解凍版をインストールする方法
- 開発者モードをオンにします:  
- 「解凍して読み込む」をクリックします:  
- 拡張機能ディレクトリを選択し、「選択」をクリックします:  
これで完了です。
ルールをデバッグする方法
- .txtファイルの- ./Extension/filters/chromium-mv3ディレクトリで必要なルールを見つけて変更します。
- ルールを txt から宣言形式に変換します: - yarn convert-declarative
- 拡張機能を再度ビルドします: - yarn dev chrome-mv3
- ブラウザで拡張機能を再読み込みします: 