制限付きプロファイル(アカウント)のあるAndroid 7以降デバイスの一部(特にSamsung Galaxy S10系端末)で起こる問題です。このようなプロファイルがある場合、AdGuardは、VPNを使用する他アプリケーションと同様に、VPNトラフィックの選択的なフィルタリングに対する制限がかかってしまいます。その結果、AdGuardはローカルVPNモードでの保護を起動できなくなります。
また、この状況の理由の1つは、デバイスでデュアルアプリ/デュアルメッセンジャーを使用していることです。
現在対処方法は3つございます(多くの方にとって方法①が一番便利かと思いますが)。
多くの端末の場合:
端末設定→詳細設定→複数ユーザー→制限付きプロファイルを削除する
ユーザーアカウント管理についてはこちらにてさらにご確認いただけます。
制限付きユーザーアカウントが他の機能を通じて作成され、直接削除できない場合があることに注意してください。たとえば、SamsungまたはLGデバイスでデュアルメッセンジャーまたはデュアルアプリ機能を使用する場合です。これらのケースで問題を解決する方法を以下に記載いたしました。
LGまたはSamsung端末には「デュアルアプリ」または「デュアルメッセンジャー」機能を使用することにより、制限付きプロファイルが作成され、VPN起動の問題が発生する可能性があります。
この問題を解決するには、その機能を無効にする必要があります。
※この方法はAdGuard v3.5 Nightly 6以降で利用できることに注意してください。古いバージョンを使用している場合は、こちらからのNightly最新バージョンを入手できます(もしくはAdGuardアプリ内設定で「アップデートチャンネル」を「Nightly」に切り替えてアプリをアップデートできます)。
❶ 開発者モードをアクティブにし、USBデバッグを有効にします。
※端末によってメニュー項目の名称が多少違ったりする場合がございます。
上記に関してまだご不明やお困りな点ございましたら、こちらでさらに詳しい手順をご確認ください。
❷ADBをインストトールして設定します(方法:Windows編、Mac編)。
❸ USBケーブルを使用してADBをインストールしたコンピューターまたはラップトップにAndroidデバイスを接続します。
❹ PCでコマンドラインを開きます。
❺ adb shell pm grant com.adguard.android android.permission.INTERACT_ACROSS_USERS
というコマンドを入力してEnterを押します。これで完了です。
このモードを有効にする手順:
AdGuard設定→ネットワーク→フィルタリング方式(近日中「フィルタリング方法」に変わります)→ ローカルHTTPプロキシを選択